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​第二言語習得論

​【科目概要】

人は如何に状況に応じて言葉を選び、コミュニケーションを図るのか。

またそれを、自身の母語ではなく、外国語で行おうとした場合、どのような困難さが予測されるのか。

本講義では、成人がどのように第二言語(外国語)を習得するか、すなわち「第二言語習得理論」について学び、

様々な状況下においてなされる、言葉の選択やその意味するところ、解釈のされ方等々、コミュニケーションの諸相に焦点を置き、理論的及び実践的な観点から考察する。

​本講義では,第二言語習得の歴史と習得理論,年齢・学習者の母語及び母文化,学習者の性格や適性などの第二言語習得に関わる要因などについての基礎的知識構築を図るとともに,第二言語習得研究の定量分析,定性分析についても学ぶ。最後に,実際に第二言語習得研究のミニプロジェクトをグループで遂行することにより,研究設問の立て方,また研究設問にあったリサーチデザイン,結果の分析方法についても実践的に学ぶ。

​【主題・目標・手法】

​第二言語習得・第二言語使用についての基礎的知識構築が本講義の最も重要な課題である。

​異文化接触場面での(ミス)コミュニケーションも取り上げ、主に応用言語学・社会言語学の視点から考察し、理解を深めることを本講義の主題とする。

まず、第二言語習得理論を概観し基礎的知識を構築し、年齢・学習者の母語及び母文化・学習環境・学習者の特性等々の様々な要因が第二言語習得に与える影響について考える。

本講義により、履修者が専門的知識を習得するだけでなく、今後の自身の外国語学習や母語・外国語使用についての洞察力を養ってもらうことに期待する。

第二言語習得、外国語教育、談話分析、そして広義の「コミュニケーション」そのものに興味のある学生を歓迎する。

​日本の中高で英語学習を経験した学生はもちろんのこと、他の外国語学習経験者、海外留学経験者、帰国生、日本語学習者(留学生)の皆さんの積極的な授業参加を期待する。

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